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J-STAGE類似性チェックサービス導入のお知らせ

お知らせ

発達心理学研究編集委員会

『発達心理学研究』では,このたび,論文の盗用・剽窃などの防止と検出を目的に,J-STAGE類似性チェックサービスを導入することになりました。
ご承知の通り,近年,学術研究の成果公表に際しては,既報論文等との関係性をより厳密に確認することが求められるようになってきています。このような背景のもと,編集・査読プロセスの質を維持し,かつ公正で効率的な論文審査を行うための補助的手段として,2026年より類似度チェックツールを導入することにいたしました。投稿されてきた論文原稿と既存の文献との文章上の類似を効率よく,また客観的な指標に基づいて確認することで,潜在的な問題を事前に把握でき,審査者の負担軽減にも資すると考えた次第です。
加えて,類似度チェックを実施することは,無自覚のうちに研究者が行いうる不適切な行動を把握し,修正する機会を提供することにもつながり,その点において,予防的な研究者保護の観点からの意義も大きいと考えます。
以上に関連して,本誌では,編集規則第11条において,二重投稿に関する以下の定めがありますので,併せてご覧くださいますよう,よろしくお願い申し上げます。

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第11条 同じ内容の原稿を複数の雑誌に投稿してはならない。また、すでに雑誌や書籍等に掲載された論文と同じ内容の原稿を投稿してはならない。
2 二重投稿が確定した時には、本誌に掲載された論文の場合には論文削除の手続きがとられ、審査中の論文の場合には審査を即時に中止する。事実関係の調査の後、本誌の「広報欄」で著者名を含めて事実関係を公表すると同時に、重ねて投稿された、またはされている他雑誌の発行機関に事実関係を報告する。
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なお,本ツールによる結果は,あくまで類似度の参考指標であり,この結果をもって直ちに不採択の判断となるわけではないことを申し添えます。

問い合わせ先
『発達心理学研究』編集事務局
E-mail: jjdp-edit●jsdp.jp
(ご連絡の際はお手数ですが●を@に置き換えて下さい)

参考資料
科学技術情報発信・流通総合システム(2023)「J-STAGE類似性チェックサービス」(https://www.jstage.jst.go.jp/static/pages/InformationForSocieties/TAB2/-char/ja
文部科学省(2014)「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」(https://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/fusei/index.htm
厚生労働省(2015)「厚生労働分野の研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000071398.html