発達心理学研究
総目次
発達心理学研究第33巻(2022年)
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原著
- 高堰 仁美:
発達障害児を持つ親の認知的怒り制御プロセスに関する研究 - 藤 翔平・杉村伸一郎:
幼児の役割遊びにおける自己調整機能の特徴:他の遊びとの比較による予備的検証 - 大島 聖美・鈴木 佳奈・西村 太志:
夫婦が親チームとなっていくプロセス:幼児期の子どもを持つ夫婦を対象とした質的研究 - 中島 卓裕・伊藤 大幸・村山 恭朗・明翫 光宜・柳 伸哉・浜田 恵・辻井 正次:
一般小中学生におけるASD特性と運動能力及び心理社会的適応との関連
原著
- 大久保圭介・唐 音啓・遠藤 利彦・野澤 祥子:妊娠期の夫婦間の話し合い度と育児期のゲートキーピングの関連:就業形態の組み合わせごとの検討
- 溝江 唯・大伴 潔:自閉スペクトラム症幼児と定型発達幼児の象徴遊びの発達について:象徴遊びのレパートリーと連鎖に着目した縦断的検討
- 佐々木美恵・小林 紀代・市川 陽子・安藤 智子・香山 雪彦:地震・放射線災害下において幼児を育てる母親の精神的健康:福島第一原子力発電所事故後3年時点の調査に基づく検討
展望
- 石川 惠太・東 菜摘子・大賀 真伊・滝沢 龍:親の小児期逆境体験が次世代の精神病理に与える影響に関する研究の現状と課題
原著
- 廣戸 健悟:
調整プロセスとしてみる向社会的行動の発達:幼児期を対象とした自然観察研究 - 小川 翔大:
障害者に対する顕在的・潜在的態度が身体障害学生との友人関係に及ぼす影響:混合研究法を用いた交流過程の分析 - 松葉百合香・リースティーブケイ・原口 幸・岩崎美奈子・大月 友・桂川 泰典:
日本語版メンタライゼーション尺度(The Japanese version of Mentalization Scale:MentS-J)の開発と信頼性,妥当性の検討 - 久原恵理子・宮寺 貴之・藤原 佑貴:
幼児の被誘導性及び記憶における作話と認知機能の関連
特集序文
- (特集責任編集者)伊藤 大幸・氏家 達夫・(特集責任共編者)村山 恭朗:縦断研究は発達の解明にどう貢献するのか
特 集
第T部 縦断研究の意義・限界と方法論
展 望(依頼)
- 伊藤 大幸:発達研究における縦断的アプローチの役割と方法論:What, Why and How?
- 遠藤 利彦:発達の連続性と変化を問うということ:アタッチメント縦断研究に見るアポリア
- 滝沢 龍:人生早期ストレスの長期的な健康への影響と保護的要因:英国の大規模出生コホート研究からの科学的エビデンス
- 河合 優年・難波久美子・玉井 航太:縦断研究は発達の解明にどう貢献するのか:発見的研究のデータリソースとしての活用
- 根ヶ山光一:逆境体験からみた縦断研究
- 白井 利明:ボトムアップ型長期縦断研究の個人の幸福追求に資する意義:青年期から中年期におけるアイデンティティと時間的展望の発達
- 安藤 寿康:双生児による縦断研究が明らかにする遺伝のダイナミズム
特 集
第U部 縦断データの統計解析
展 望(依頼)
- 西村 倫子:発達研究における縦断データの解析手法:成長曲線モデルと潜在クラス成長分析
- 宇佐美 慧:個人内関係の推測と統計モデル:ランダム切片交差遅延パネルモデルを巡って
- 山田 剛史:一事例実験のデザインと分析方法について
特 集
第V部 縦断研究の実証的知見
展 望(依頼)
- 中村 知靖・実藤和佳子・大神 英裕:乳幼児期における社会的認知能力の発達軌跡
- 関 あゆみ:Response to instruction(RTI)モデルによる読みの支援:米国における縦断研究の動向と日本における取組
- 森口 佑介・王 珏・坂田 千文・孟 憲巍・萩原 広道・山本 希・渡部 綾一:新型コロナウィルスによるパンデミック下の社会性発達に関する横断的・縦断的検討
原 著(依頼)
- 藤澤 啓子・深井 太洋・広井 賀子・中室 牧子:就学前における家庭の経済的困難及び児童の健康・発達面のリスクと学力との関連:行政記録情報による検証
- 高橋 雄介:抑うつの長期的及び短期的な変化の軌跡とそれらを予測するパーソナリティ特性との関連
原 著(公募)
- 児玉(渡邉)茉奈美・榊原 良太:子どもへの叱りと否定的感情の関連およびその調整要因の検討:経験サンプリング法を用いた4週間の縦断調査
- 浜田 恵・伊藤 大幸・村山 恭朗・柳 伸哉・明翫 光宜・辻井 正次:小中学生における性別違和感の時間的安定性:6年間の縦断調査による検討
- 出野美那子・大久保圭介・滝沢 龍・遠藤 利彦:児童期後期から青年期後期における肯定的再評価と感情にまつわる話し合い:コホート系列デザインによる10年の縦断的関連
- 山森 光陽・草薙 邦広・大内 善広・徳岡 大:クラスサイズ及び学校移行に伴うクラスサイズの変化が小学校第4学年から中学校第2学年までの国語,社会,理科の学力偏差値推移に与える影響
原 著
- 町 岳・橘 春菜・中谷 素之:授業実践型相互教授介入における達成目標の効果:小学6年生の算数グループ学習過程の検討
- 中山留美子:自己愛と養育態度・行動の関連:メタ分析による知見の整理と展望