発達心理学研究
総目次
発達心理学研究第22巻(2011年)
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原著
- 多田 幸子・杉村伸一郎:幼児における布置参照枠の利用:模型空間での再定位課題による検討
- 志波 泰子:視覚表象が幼児の次元変化カード分類課題に及ぼす妨害的効果
- 野澤 祥子:1〜2歳の子ども同士のやりとりにおける自己主張の発達的変化
- 溝川 藍:4,5歳児における嘘泣きの向社会的行動を引き出す機能の認識
- 吉田真理子:幼児における未来の自己の状態についての予測:未来の不確実性への気づきと「心配」
- 菊池 知美・松本 聡子・菅原ますみ:幼稚園・保育所に対する両親の期待:年中時から年長時への縦断的変化
- 伊藤 崇:集団保育における年少児の着席行動の時系列分析:「お誕生会」の準備過程を対象として
- 榊原 久直:自閉症児と特定の他者とのあいだにおける関係障碍の発達的変容:相互主体的な関係の発達とその様相
- 上野 将紀・奥住 秀之:またぐかくぐるかという行為の判断の発達的変化
- 郷式 徹:幼児期における意識的な視覚的注意反応に対する他者の視線方向の影響:手がかりパラダイムによる実験と計算理論的モデルによるコンピュータ・シミュレーションを用いて
- 奈田 哲也・丸野 俊一:他者との協同構成によって獲得された知はいかに安定しているか
- 浅川 淳司・杉村伸一郎:幼児期における計算能力と手指の巧緻性の特異的関係
- 福山 寛志・明和 政子:1歳児における叙述の指さしと他者との共有経験理解との関連
- 高田 利武:相互独立性・相互協調性の発達的変化:青年期を中心とした縦断的検討
- 川田 学:他者の食べるレモンはいかにして酸っぱいか?:乳児期における擬似酸味反応の発達的検討
- 溝川 藍・子安 増生:5,6歳児における誤信念及び隠された感情の理解と園での社会的相互作用の関連
- 松岡 弥玲・岡田 涼・谷 伊織・大西 将史・中島 俊思・辻井 正次:養育スタイル尺度の作成:発達的変化とADHD 傾向との関連から
- 渡邊ひとみ・内山伊知郎:独身勤労女性のライフコース選択と生活領域からみたアイデンティティとの関連
- 郷式 徹・渡邉 静代:5歳児と成人を対象とした瞬間的な個数の把握(サビタイジング)に対する言語処理の干渉
- 滝吉美知香・田中 真理:思春期・青年期の広汎性発達障害者における自己理解
- 中道 圭人:幼児の反事実的推論に因果関係の領域が及ぼす影響
- 篠原 郁子:母親のmind-mindednessと子どもの信念・感情理解の発達:生後5年間の縦断調査
- 長M 成未・高井 直美:物の取り合い場面における幼児の自己調整機能の発達
- 山本 尚樹:乳児期における寝返り動作獲得過程の縦断的観察
- 寺川志奈子・田丸 敏高・石田 開・小林 勝年・小枝 達也:5,6歳児のピア関係の成熟度が分配行動に及ぼす効果:「保育的観察」によるグループにおける社会的相互交渉プロセスの検討
- 三好 昭子:有能感の生成と,その後のアイデンティティに基づいた生産性についての伝記資料による比較分析:谷崎潤一郎と芥川龍之介の伝記資料を用いて
- 寺坂 明子:児童期・思春期における怒りの多次元的特徴
- 大鐘 啓伸:母子通園施設を利用した母親の心理状態:支援過程において障害児を持つ母親の表出された気持ちから
- 河本 英夫:発達論の難題
- 多賀厳太郎:脳と行動の初期発達
- 佐々木正人:包囲する段差と行為の発達
- 中垣 啓:ピアジェ発達段階論の意義と射程
- 赤木 和重:障害研究における発達段階論の意義:自閉症スペクトラム障害をめぐって
- 高木光太郎:L.S. Vygotsky による発達の年齢時期区分論の特徴と現代的意義
- 上野 直樹:野火的活動におけるオブジェクト中心の社会性と交換形態
- 渡辺 恒夫:パーソナリティの段階発達説:第二の誕生とは何か
- やまだようこ:「発達」と「発達段階」を問う:生涯発達とナラティヴ論の視点から