日本発達心理学会では、研究成果を還元するため、一般公開のオンライン講座(シンポジウム)を開催しています。今回は「危機に遭遇した発達とその支援」という観点から発達について深く考えてみたいと思います。発達の危機は生涯発達の中で誰にでも生じる可能性があり、関心のあるテーマと思います。多くの方の参加を期待しています。
●企画主旨:
現在の発達心理学は生涯発達心理学と呼ばれ、生涯発達の流れの中で生じる発達の多様性を研究しています。このシンポジウムでは、生涯発達の流れの中で生じる発達の危機をとりあげ、その危機が発達にどのような影響をもたらすかを、実践研究・実証研究から明らかにするとともに、支援の視点からその危機をどのように乗り越えるかについても考えます。発達心理学の伝統的な視点としては、発達初期、特に乳幼児期、児童期に焦点が当てられることが多かったのですが、発達の危機は生涯のどこででも生じる可能性があることに留意します。発達の危機は誰にでも起こる可能性があり、避けることができません。それを受け入れ、多様な支援によってのりこえるとともに、危機を予測して対処する準備もする必要があるでしょう。
●日時:2026年1月12日(月曜日、成人の日)13:00~16:00
●会場:ウェビナー
●参加対象者:特に受講対象者を限定しません。一般の方(児童・青年から老年まで年齢を問いません)、発達危機に関心のある高校生・学生・大学院生・研究者の参加を期待します。
●参加費:無料(事前登録が必要です)。
●定員:500名(定員に達すると受付終了になります)
●参加申し込み(事前登録が必要です):ウェビナーの登録システムを使って受け付けます。登録者にはウェビナーに関する情報が自動発送されます。
登録先URLとQRコードは次の通りです。
https://zoom.us/webinar/register/WN_1VZKuEIuT26d5A6fWKcUZg
●参加申し込み締め切り:シンポジウム当日まで参加を受け付けますが、定員に達した場合には受付ができなくなります。
●プログラム詳細:(シンポジウム・話題提供の詳細・スケジュール等は、以下のGoogle driveをご参照ください。随時更新されます)
公開シンポジウム資料URLと QRコードは次の通りです。
https://drive.google.com/drive/folders/1v2W1YEUDKxmSfxdkW4beOJU7dPgVxgA5?usp=drive_link
★公開シンポジウムチラシPDF(ダウンロードできます)
第一部 話題提供
話題提供1 長崎勤(実践女子大学)発達障害による危機を伴う発達とその支援
話題提供2 東恩納拓也(東京家政大学)身体障害による危機を伴う発達とその支援
話題提供3 松平泉(東北大学)脳障害による危機を伴う発達とその支援
話題提供4 塩崎尚美(日本女子大学)幼児期・児童期の虐待の危機を伴う発達とその支援
第二部 指定討論と全体討論
指定討論1 氏家達夫(名古屋大学)
指定討論2 長澤真史(関東学院大学)
指定討論3 米田英嗣(青山学院大学)
全体討論