ー 学会案内 ー
申請タイプ: Bタイプ
企画タイトル:(日本発達心理学会 中国・四国地区シンポジウム)
特別支援教育支援へのアプローチ -量的研究と質的研究の視点から-
開催日時: 2008年10月4日(土) 14時~17時
開催場所: 徳島大学総合科学部 1号館301教室
参加予定人数: 30人
概要(企画趣旨・目的など):
中国・四国地区では、2007年度に「質的研究から見えるもの―子どもの育ちを支える視点―」というテーマでのシンポジウムを行い、質的研究から浮き彫りにされた子どもの姿を話題提供者から紹介していただき、質的研究であるからこそ見えたもの・見えなかったものについての議論を行いました。2008年度は、量的研究からの視点と質的研究からの視点を特別支援教育にどのように生かせるかを討論する場としたいと考えています。
特別支援教育は、2007年度から正式に開始されました。その中で特別支援を必要とする幼児・児童・生徒に対して適切な支援を提供することは、発達心理学の視点から重要な事柄です。本シンポジウムでは、話題提供者から、WISC-III、K-ABCなどの発達検査結果が特別支援教育にどのような情報を提供でき、どのような支援プログラムを計画できるのか、対象者の行動観察からどのような解釈が可能であるのかという資料を提出いただき、実際の支援、その成果等も合わせて報告していただきます。
指定討論者からは、発達検査からどのような情報を読み取るのかを検査方法なども含めてご説明いただき、2つの報告についてコメントをいただきます。
<話題提供者>
杉木理佳(NPOこどもの発達研究室きりん)
「自閉性障害をもつ男児への言語的・非言語的支援~発達検査に基づいて~」
西村健一(香川大学教育学部付属特別支援学校)
「発達障害が疑われる幼児へのコミュニケーション指導~命令遊びを通して~」
<指定討論者>
大六一志氏(筑波大学大学院人間総合科学研究科)