ー 学会案内 ー
補助タイプ: Aタイプ
企画タイトル: 他者の中で生きる -人をどう受け入れるか、許しの発達-
開催日時: 2006年2月18日(土) 14時00分~16時00分
開催場所: 広島大学大学院教育学研究科 第3・第4会議室
参加者数: 18人
概要:
本シンポジウムでは、攻撃行動、向社会的行動、謝罪行動の3つの研究領域から、仲間関係の中での「許容」にまつわる発達について検討した。まず、畠山 美穂氏(鳥取短期大学)から「子どもの攻撃行動に関する許容の程度に関する研究」、樟本 千里氏(川崎医療短期大学)から「視点の違いが他者への対応に及ぼす効果 -向社会的理由による感情表出の発達-」、中川 美和氏(宇部フロンティア大学短期大学部)から「謝ったらどんないいことがあるの? -幼児が認識する謝罪の意味と重要性-」というタイトルで話題提供があり、その後、高橋 登氏(大阪教育大学)と八島 美菜子氏(山陽女子短期大学)による指定討論が行われ、各話題提供者の研究に関する問題点が指摘されるとともに、今後の研究の方向が示唆された。そして最後に、フロアの会員も交えて、社会性の発達のとらえ方に関する議論が活発に行われた。
補助タイプ: Aタイプ
企画タイトル: アメリカの特別支援教育と指導者養成の現状 ─自閉症スペクトラム支援の現場から─
開催日時: 2006年3月18日(土) 14時00分~16時00分
開催場所: 広島大学大学院教育学研究科 第3・第4会議室
参加者数: 19人
概要:
日本でも、特別支援教育、発達障害支援法というシステムの改変の中で、自閉症スペクトラムを持つ子どもへの支援は転機を迎えているように思える。その新しいシステムの中で、通常学級内での支援、個別支援計画、特別支援コーディネーターなどは、アメリカで現在行われている支援教育システムに共通しているものがある。懇話会では、アメリカでの自閉症スペクトラムの支援に取り組んでこられたカンザス大学の萩原氏を迎え、アメリカの特別支援教育、発達障害支援の現状をお話しいただいた。具体的には、通常学級内での支援は、実際どのように機能しているのか?個別支援計画には、教師、専門家、親らがどの程度関与しているのか?またその効果は?特別支援コーディネーターはどんな仕事をしているのか?などである。最後に、フロアとのディスカッションを通して理解を深めた。この懇話会を通して、アメリカの特別支援教育の現状を知ることができた。