発達心理学研究
総目次
発達心理学研究第21巻(2010年)
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原著
- 麻生 良太・丸野 俊一:時間的広がりを持った感情理解の発達変化:状況に依拠した推論から他者の思考に依拠した推論へ
- 河ア 美保:誤解法聴取による正解法理解促進効果:小学5年生の算数授業場面における検討
- 園田 直子・丸野 俊一:知覚的判断から推移律判断にもとづく系列化への変化過程:重さ課題を用いて
- 高田 利武:日本人幼児の社会的比較:行動観察による検討
- 菅井 洋子・秋田喜代美・横山真貴子・野澤 祥子:乳児期の絵本場面における母子の共同注意の指さしをめぐる発達的変化:積木場面との比較による縦断研究
- 氏家 達夫・二宮 克美・五十嵐 敦・井上 裕光・山本 ちか・島 義弘:夫婦関係が中学生の抑うつ症状におよぼす影響:親行動媒介モデルと子どもの知覚媒介モデルの検討
- 伊藤 朋子:「ベイズ型くじびき課題」における推論様式の発達的分析:個数表記版・頻度表記版・割合表記版を用いて
- 荘島 幸子:性別の変更を望む我が子からカミングアウトを受けた母親による経験の語り直し
- 中島 伸子:年をとるとなぜ皺や白髪が増えるの?:老年期特有の身体外観上の加齢変化についての幼児の理解
- 宮里 香・丸野 俊一・堀 憲一郎:他者とのやりとりに伴う身体運動感覚は幼児の比喩理解を促進するか
- 今尾 真弓:成人前期から中年期における慢性疾患患者の病気の捉え方の特徴:モーニング・ワークの検討を通して
- 石 晓玲・桂田恵美子:保育園児を持つ母親のディストレス:相互協調性・相互独立性およびソーシャル・サポートとの関連
- 佐藤 由宇・櫻井 未央:広汎性発達障害者の自伝に見られる自己の様相
- 向井 隆久・丸野 俊一:概念変化を捉える新たな枠組みとしての状況-概念相互依存的変動システムの検証:心的特性の起源に関する認識の発達を中心に
- 渡辺 実:知的障害児における文字・書きことばの習得状況と精神年齢との関連
- 高坂 康雅:大学生及びその恋人のアイデンティティと“恋愛関係の影響”との関連
- 中川 愛・松村 京子:女子大学生における乳児へのあやし行動:乳児との接触経験による違い
- 石川 隆行:児童の罪悪感と学校適応感の関連
- 先ア真奈美・柴山 真琴:体操教室における児童期の自己制御行動のエスノグラフィー:日本学校通学児と国際学校通学児の行動方略
- 小川 絢子・子安 増生:幼児期における他者の誤信念に基づく行動への理由づけと実行機能の関連性
- 志波 泰子:幼児の単語学習課題における意図と誤信念の理解の乖離
- 水本 深喜・山根 律子:青年期から成人期への移行期の女性における母親との距離の意味:精神的自立・精神的適応との関連性から
- 深瀬 裕子・岡本 祐子:老年期における心理社会的課題の特質:Erikson による精神分析的個体発達分化の図式 第[段階の再検討
- 石本 雄真:青年期の居場所感が心理的適応,学校適応に与える影響
- 山内 星子:母親の感情特性が青年の感情特性に与える影響:感情のデュアルプロセスモデルの枠組みから
- 内田 伸子・小林 肖:幼児は未知人物の誘いにどのように対処するか:子どもの安全・防犯教育の発達心理学的検討
- 清水 由紀:幼児・児童は危険回避行動と向社会的行動のいずれを優先させるか:安全教育のデザインのための基礎的研究
- 江尻 桂子:幼児・児童における危険認知の発達:子どもの安全・防犯教育を考えるための発達心理学的アプローチ
- 杉村 智子:幼児の目撃記憶の発達:顔の再認成績に及ぼす言語供述の影響
- 岡本 依子・菅野 幸恵・東海林麗香・八木下(川田)暁子・青木 弥生・石川あゆち・亀井美弥子・川田 学・高橋 千枝:親が抱く子どもの安全への心配:妊娠期から小学校入学までの縦断研究から
- 仲 真紀子:子どもによるポジティブ,ネガティブな気持ちの表現:安全,非安全な状況にかかわる感情語の使用
- 藤井 義久:小学生の犯罪不安と防犯意識に関する発達的研究
- 根ヶ山光一:巨大地震への対応にみられる親子関係:子別れの観点からの検討
- 撤回 宮田美恵子:危険人物との遭遇場面における子どもの危機認知と離脱行動に関する研究