発達心理学研究
総目次
発達心理学研究第15巻(2004年)
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編集委員会からのお知らせ:「投稿規定」・「論文原稿作成のための手引き(2002年改訂版)」一部改正について
- 高井弘弥:道徳的違反と慣習的違反における罪悪感と恥の理解の分化過程
- 徳田治子:ナラティヴから捉える子育て期女性の意味づけ:生涯発達の視点から
- 日下部典子・谷村 亮・Lan Woei-Chen・松田文子:小学5年生における2つの動体の走行時間と走行距離の比較判断とその学習
- 藤崎亜由子:幼児におけるウサギの飼育経験とその心的機能の理解
- 清水紀子:中年期の女性における子の巣立ちとアイデンティティ
- 丹下智香子:青年前期・中期における死に対する態度の変化
- 熊谷高幸:「心の理論」成立までの三項関係の発達に関する理論的考察:自閉症の諸症状と関連して
- 平山順子・柏木惠子:中年期夫婦のコミュニケーション・パターン:夫婦の経済生活及び結婚観との関連
意見欄
- 荘島宏二郎・清水 武:縦断データにおける欠測値に対する対処法:現在のソフトウェア状況を考慮して
原著
- 谷村 亮・松田文子:小学5年生が時間の比較判断に用いる知識と方略:5年算数「速さ」単元の授業前と授業後の比較
- 苅田知則:なぜ子どもは「隠れる」のか?:幼稚園における自由遊びの参与観察
- 今尾真弓:慢性疾患患者におけるモーニング・ワークのプロセス:段階モデル・慢性的悲哀(chronic sorrow)への適合性についての検討
- 伊藤順子:向社会性についての認知はいかに行動に影響を与えるか:価値観・効力感の観点から
- 谷口明子:病院内学級における教育実践に関するエスノグラフィック・リサーチ:実践の“つなぎ”機能の発見
- 金丸智美・無藤 隆:母子相互作用場面における2歳児の情動調整プロセスの個人差
- 山岸明子:女子青年がもつ現在の対人的枠組みと生育史に記述された母親及び友人との関係の質との関連
- 菊池哲平:幼児における自分自身の表情に対する理解の発達的変化
- 高垣マユミ:大学生はいかに力のプリコンセプションを変容させるか
- 富田昌平:幼児における想像の現実性判断と空想/現実の区別認識との関連
意見欄
- 西條剛央:迅速・確実・建設的な査読システムの構築へ向けた提案:相互作用の活発なジャーナルへの再生
- 松嶋秀明:質的研究に,もっと研究プロセスの探究を
原著
- 西條剛央:母子間の"離抱"に関する横断的研究:子関係を捉える新概念の提唱とその探索的検討
- 鈴木亜由美・子安増生・安 寧:幼児期における他者の意図理解と社会的問題解決能力の発達:「心の理論」との関連から
- 李 相蘭:日・韓高校生における無気力傾向に関する比較研究:進路発達との関連に注目して
- 植松晃子:日本人留学生の異文化適応の様相:滞在国の対人スキル,民族意識,セルフコントロールに着目して
- 上淵 寿・沓澤 糸・無藤 隆:達成目標が援助要請と情報探索に及ぼす影響の発達:多母集団の同時分析を用いて
- 辻あゆみ・高山佳子:自閉症幼児における三項関係の成立過程の分析:シャボン玉遊び場面でのやりとり
- 神藤貴昭・尾崎仁美:高等教育段階の授業における教授者のストレス過程:ストレッサー・対処行動の様相
- 天谷祐子:質問紙調査による「私」への「なぜ」という問い ― 自我体験 ― の検討
- 赤木和重:1歳児は教えることができるか:他者の問題解決困難場面における積極的教示行為の生起
- 坂田陽子・川合伸幸:対話を伴うビデオ映像を幼児はよく憶えるか?