日本発達心理学会
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ワークショップ・シンポジウム

2017年度国際ワークショップと公開講演会のご案内

2017年度国際ワークショップ及び公開講演会は盛会裡に終了いたしました。
ご参加くださり、誠にありがとうございました。

委員長 浦田悠(大阪大学)

 日本発達心理学会が毎年夏に開催している国際ワークショップを2017年度は11月3日(金)〜11月5日(日)にかけて開催いたします。また,2日目の午前には,公開講演会を開催いたします。
 2017年度はテキサス大学(The University of Texas at Austin)より、スティーヴン・ラッセル教授(Prof. Stephen Russell)を講師としてお招きいたします。ラッセル教授は、主に青年期の、性別違和・性的指向や人種/民族的マイノリティにかかわってのいじめや差別、メンタルヘルスや支え合い、安全な学校のあり方の研究を行ってきました。様々な学術賞を受賞し、アメリカ青年期学会会長もつとめられました。着目したいのは、いくつもの観点でマイノリティである“multiple minority status”の研究を行っていることです。
 戸田有一委員(大阪教育大学)と葛西真記子委員(鳴門教育大学)が受け入れ担当者兼通訳を務めてくださいます。

ポスターはこちらをクリックしてください

 内容の詳細および参加申込方法などにつきましては、順次ご案内を掲載していく予定です。皆さまどうぞ参加をご検討ください。


<国際ワークショップ>(抄訳あり)

◇テーマ: Multiple minority status and inter-minority conflicts/empathy:
How can we design better collaboration among various minorities?
多重マイノリティということと、マイノリティ間のコンフリクト/共感:
様々なマイノリティ間のよりよい協働をめざして
◇講 師: Prof. Stephen Russell (The University of Texas at Austin)
スティーヴン・ラッセル教授(テキサス大学)
◇日 時: 2017年11月3日(金)〜5日(日)
◇会 場: 大阪大学中之島センターおよび近隣会場
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
◇参加費: 一般会員 18,000円、学生会員 10,000円
一般非会員 20,000円、学生非会員 12,000円
※交通・宿泊費は含みません。
◇懇親会: 2日目に懇親会を開催予定です(会費3,500円程度を予定)

◇資格更新ポイント:(いずれも三日間参加で付与)
 臨床発達心理士 1ポイント 区分:(2)
 学校心理士 1ポイント 区分:B1
 臨床心理士 2ポイント 区分:B(本協会が認める関連学会での諸活動への参加)

申込締切:2017年10月25日(水)(※延長しました)
◇申込方法: 学会ウェブサイト内の申し込みフォームから
  申込フォームのURL: https://goo.gl/bpRZVa

※今回の国際ワークショップは、(一社)日本発達心理学会の主催、大阪大学キャンパスライフ健康支援センター、大阪大学男女協働推進センターの共催として行われます。

<ショート・プレゼンテーションの募集>
2日目の午後に参加者のなかの希望者による研究発表(英語)の時間を設けます。LGBT、いじめを含めた青年期の心理にかかわる幅広いテーマでのご発表(発表時間は20分を予定)を期待しております。発表後に、参加者で懇談的に研究の今後の方向性などを検討したいと思います。奮ってご応募ください。
応募方法・締切については以下をご参照ください。応募者多数の場合や、テーマ次第で、発表時間を短くして調整させていただく可能性や、ラッセル教授や受入担当の先生方に選んでいただくこともありますので、ご了承ください。
申込締切:2017年10月25日(水)(※延長しました)
◇申込方法: 電子メールでお申込みください。(下記メール送付先に送信してください)
※件名を「ショートプレゼンテーション」として、本文に「氏名・所属・連絡先(メールアドレス)」をご記入ください。
※「発表タイトル、氏名、所属、連絡先(メールアドレス)、200語のアブストラクト」を英語で記入したファイルを添付してください。
メール送付先: jsdp17iws[at]gmail.com [at]を@に変えてください。
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<公開講演会>(通訳あり)
◇タイトル: LGBT youth and bullying in the United States:
Strategies to create safe and supportive schools
アメリカにおけるLGBTの若者といじめ:安全で支えのある学校の創造
◇講 師: Prof. Stephen Russell (The University of Texas at Austin)
スティーヴン・ラッセル教授(テキサス大学)
◇日 時: 2017年11月4日(土)9:00-12:00
◇会 場: 佐治敬三メモリアルホール(大阪大学中之島センター10階)
◇参加費: 無料
◇資格更新ポイント:
 臨床発達心理士 1ポイント 区分:(1)
 学校心理士 1ポイント 区分:B1
 臨床心理士 2ポイント 区分:B(本協会が認める関連学会での諸活動への参加)
申込締切:2017年10月25日(水)(※延長しました)
◇申込方法: 学会ウェブサイト内の申し込みフォームから
申込フォームのURL: https://goo.gl/o1Gczx

※今回の公開講演会は,(一社)日本発達心理学会の主催,日本臨床発達心理士会,(公財)発達科学研究教育センター,大阪大学キャンパスライフ健康支援センター,大阪大学男女協働推進センターの共催として行われます。

<国際ワークショップ・公開講演会の参考文献>
《LGBT関連》
針間克己・平田俊明(編).2016.セクシュアル・マイノリティへの心理的支援.東京:岩崎学術出版.
http://amzn.asia/fSRV7RV

針間克己(編).2016.LGBTと性別違和.こころの科学.189.8-98.東京:日本評論社.
http://amzn.asia/0bL5g1A

松本俊彦(編).2016.特集 LGBTを正しく理解し、適切に対応するために.精神科治療学.31(8).965-1079.東京:星和書店
http://amzn.asia/4Rk0kye

《いじめ関連》
戸田有一. (2014). 集団現象としてのいじめの効果的な予防とケアを.
子安増生・仲真紀子(編)『こころが育つ環境をつくる:発達心理学からの提言』, (pp. 85-107). 新曜社.
http://amzn.asia/ddgJ6Gn

戸田有一. (2013). いじめ研究と学校における予防実践支援. 発達心理学研究, 24, 460-470.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjdp/24/4/24_460/_pdf

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