日本発達心理学会
フォントサイズ

地区シンポジウム

■2022年日本発達心理学会九州地区シンポジウム開催のお知らせ

<ポスターはこちら>

子どもとかかわる仕事における感情労働
〜 実践と研究の視点から 〜

【企画趣旨】
 対人援助職者は、クライエントに対して適切な感情を表出・経験することがときに求められます。このような、「ひと相手の仕事」における感情の操作は「感情労働」として概念化され、現在では肉体労働、頭脳労働に並ぶ第3の労働として位置付けられています。
 本シンポジウムでは、主に子どもと関わる仕事に従事する実践者と、感情労働の学術研究に取り組む研究者が、それぞれの経験や知見を共有することで、今後の感情労働をめぐる実践・研究のあり方について議論を深めることを目的とします。

【日時】2022年12月4日(日)13:00~15:30
【場所】鹿児島大学 共通教育棟4号館 421
【開催形式】対面(感染状況によってオンライン開催に変更する可能性あり)
【定員】80名(要事前申込・先着順)
【参加費】無料
【申込締切】2022年11月30日(水)17:00
【話題提供者】
・大前鉃治(鹿児島市立松元小学校・鹿児島大学大学院 人文社会科学研究科)
・関谷大輝(東京成徳大学 応用心理学部)
・橋佳代(鹿児島大学大学院 臨床心理学研究科)
・濱ア綾香(熊本県こども総合療育センター)
【司会】
・榊原良太(鹿児島大学法文学部)

・お申し込みはこちらから
https://forms.gle/hzaYysyXtAWmdURt5

お問い合わせ先:榊原良太(


■2022年日本発達心理学会国内研究交流企画(関東甲信越地区シンポジウム)開催のお知らせ

<ポスターはこちら>

【テーマ】
子どもの適応や学校現場からみたHighly Sensitive Person(HSP)

【概要】
2019年以降、日本ではHighly Sensitive Person(以下、HSP)という心理学をルーツとした言葉が社会的に広く認知されるようになりました。HSPとは、学術的には「ネガティブ・ポジティブ両方の環境から『良くも悪くも』影響を受けやすい、環境感受性という特性が特に高い人たち」のことを指すラベルです(Greven et al., 2019)。
 学術的な考え方とはズレがあるものの、日本で広く普及したHSPは、現在、学校現場にも影響を及ぼしつつあるようです――HSPを学ぼうと大学の進学先を検討する高校生。卒業論文でテーマにする大学生。HSPに関心を示す教員やスクールカウンセラー、そして保護者。教育委員会でもHSPをテーマにした講演会が開催されています。
 学校現場においてHSP(環境感受性)の考え方が広まることで、感受性ひいては発達の多様性に目を向け、それを受容あるいは支援する土壌の醸成が期待される一方で、概念の誤った理解やそれに基づく不適切な教育的介入、スティグマの助長などの問題も危惧されています。
 このような学校現場における「HSPの功罪」について、専門家が議論し、概念の適切な扱い方などを社会に広く発信する必要がある機運が高まっています。そこで今回のシンポジウムでは、研究や教育、学校臨床の現場で、HSPをテーマにした実践経験のある先生方にご登壇いただき、子どもの適応や学校現場の観点からHSPについて考える機会にしたいと思います。

【日時】2022年10月29日(土)14:00~16:30
【場所】創価大学 大教室棟S201教室
【開催形式】対面(感染状況によってオンライン開催に変更する可能性あり)
【定員】150名(先着順)
【参加費】無料
【話題提供者】
・岐部智恵子(お茶の水女子大学・講師)
・鈴木水季(郁文館夢学園・スクールカウンセラー)
・矢野康介(国立青少年教育振興機構・研究員)
【指定討論者】
・青山郁子(都留文科大学・教授)
【司会】
・飯村周平(創価大学・講師)

【申し込み方法】
以下のGoogle Formsよりお申し込みください。
Google Forms URL:https://forms.gle/GFd54wwH5izJ3c8n8 
※お申し込み〆切:10月26日(水)17:00

(情報提供:国内研究交流委員会関東甲信越地区シンポジウム担当 飯村周平)