発達心理学研究
学会賞受賞者・受賞論文
(注):著者の所属は論文投稿時
年度 | 回 | 受賞者 | 受賞者所属(注) | 受賞論文タイトル | 掲載論文 巻・号 |
1991年 | 第1回 | 麻生 武 | 奈良女子大学 | “口”概念の獲得過程 ― 一乳児の食べさせる行動の研究 ― |
第1巻 第1号 |
1992年 | 第2回 | 村上 志保 | お茶の水女子大学 | 「空書」にみる表象の形成 | 第2巻 第1号 |
土田 宣明 | 立命館大学 | 老年期における認識転換の困難 ― 自己調節機能の観点からの検討 ― |
第2巻 第2号 |
||
1993年 | 第3回 | 中山 まき子 | 目白学園 女子教育研究所 |
妊娠体験者の子どもを持つことにおける意識 ― 子どもを<授かる>・<つくる>意識を中心に ― |
第3巻 第2号 |
1994年 | 第4回 | 佐々木 正人 | 早稲田大学 | 「発話にともなう手振り」の現れと視覚的他者 | 第4巻 第1号 |
1995年 | 第5回 | 柏木 惠子 | 白百合女子大学 | 「親となる」ことによる人格発達:生涯発達的視点から親を研究する試み | 第5巻 第1号 |
若松 素子 | 東京女子大学 | ||||
1996年 | 第6回 | 塘 利枝子 | 白百合女子大学 | 日英の教科書にみる家族:子どもの社会化過程としての教科書 | 第6巻 第1号 |
1997年 | 第7回 | 数井 みゆき | 茨城大学 | 子どもの発達と母子関係・夫婦関係:幼児を持つ家族について | 第7巻 第1号 |
無藤 隆 | お茶の水女子大学 | ||||
園田 菜摘 | お茶の水女子大学 | ||||
別府 哲 | 岐阜大学 | 自閉症児におけるジョイントアテンション行動としての指さし理解の発達:健常乳幼児との比較を通して | 第7巻 第2号 |
||
1998年 | 第8回 | 高橋 登 | 大阪教育大学 | 幼児のことば遊びの発達:“しりとり”を可能にする条件の分析 | 第8巻 第1号 |
1999年 | 第9回 | 刑部 育子 | 東京大学 | 「ちょっと気になる子ども」の集団への参加過程に関する関係論的分析 | 第9巻 第1号 |
水野 里恵 | 名古屋大学 | 幼児の自己制御機能:乳児期と幼児期の気質との関連 | 第9巻 第2号 |
||
本城 秀次 | 名古屋大学 | ||||
2000年 | 第10回 | 菅原 ますみ | 国立精神・神経センター 精神保健研究所 |
子どもの問題行動の発達:Externalizingな問題傾向に関する生後11年間の縦断研究から | 第10巻 第1号 |
北村 俊則 | 国立精神・神経センター 精神保健研究所 |
||||
戸田 まり | 北海道教育大学 | ||||
島 悟 | 東京経済大学 | ||||
佐藤 達哉 | 福島大学 | ||||
向井 隆代 | 聖心女子大学 | ||||
2001年 | 第11回 | 武居 渡 | 金沢大学 | 聾児の手話言語獲得過程における非指示ジェスチャーの役割 | 第11巻 第1号 |
鳥越 隆士 | 兵庫教育大学 | ||||
2002年 | 第12回 | 木下 孝司 | 神戸大学 | 遅延提示された自己映像に関する幼児の理解:自己認知・時間的視点・「心の理論」の関連 | 第12巻 第3号 |
2003年 | 第13回 | 藤村 宣之 | 埼玉大学 | 児童の経済学的思考の発達:商品価格の決定因に関する推理 | 第13巻 第1号 |
2004年 | 第14回 | 西川 由紀子 | 華頂短期大学 | 子どもの自称詞の使い分け:「オレ」という自称詞に着目して | 第14巻 第1号 |
坂上 裕子 | 帝京大学 | 歩行開始期における母子の共発達:子どもの反抗・自己主張への母親の適応過程の検討 | 第14巻 第3号 |
||
長谷川 真里 | お茶の水女子大学 | 言論の自由に関する判断の発達過程:なぜ年少者は言論の自由を支持しないのか? | 第14巻 第3号 |
||
2005年 | 第15回 | 赤木 和重 | 神戸大学 | 1歳児は教えることができるか:他者の問題解決困難場面における積極的教示行為の生起 | 第15巻 第3号 |
2006年 | 第16回 | 川田 学 | 東京都立大学 | 乳児期における自己主張性の発達と母親の対処行動の変容:食事場面における生後5ヶ月から15ヶ月までの縦断研究 | 第16巻 第1号 |
塚田・ 城 みちる |
東京都立大学 | ||||
川田 暁子 | 青梅市健康センター | ||||
2007年 | 第17回 | 木村 美奈子 | 名古屋大学 | 幼児のビデオ映像理解の発達:子どもは映像の表象性をどのように認識するか? | 第17巻 第2号 |
加藤 義信 | 愛知県立大学 | ||||
2008年 | 第18回 | 常田 美穂 | 北海道大学 | 乳児期の共同注意の発達における母親の支持的行動の役割 | 第18巻 第2号 |
2009年 | 第19回 | 瀬野 由衣 | 名古屋大学 | 幼児における知識の提供と非提供の使い分けが可能になる発達的プロセスの検討:行為抑制との関連 | 第19巻 第1号 |
2010年 | 第20回 | 浅川 淳司 | 広島大学 | 幼児における手指の巧緻性と計算能力の関係 | 第20巻 第3号 |
杉村 伸一郎 | 広島大学 | ||||
2011年 | 第21回 | 宮里 香 | 九州大学 | 他者とのやりとりに伴う身体運動感覚は幼児の比喩理解を促進するか | 第21巻 第1号 |
丸野 俊一 | 九州大学 | ||||
堀 憲一郎 | 下関短期大学 | ||||
2012年 | 第22回 | 野澤 祥子 | 東京大学 | 1〜2歳の子ども同士のやりとりにおける 自己主張の発達的変化 |
第22巻 第1号 |
2013年 | 第23回 | 加藤 真由子 | 大阪大学 | 2歳児による泣いている幼児への向社会的な反応:対人評価機能との関連性に注目して | 第23巻 第1号 |
大西 賢治 | 大阪大学 | ||||
金澤 忠博 | 大阪大学 | ||||
日野林 俊彦 | 大阪大学 | ||||
南 徹弘 | 甲子園大学 | ||||
2014年 | 第24回 | 風間 みどり | 東京女子大学 | 日本の母親のあいまいな養育態度と4歳の子どもの他者理解:日米比較からの検討 | 第24巻 第2号 |
平林 秀美 | 東京女子大学 | ||||
唐澤 真弓 | 東京女子大学 | ||||
TARDIF, Twila | Univ. of Michigan | ||||
OLSON, Sheryl | Univ. of Michigan | ||||
佐藤 賢輔 | 東京大学 | 非合理的事象は幼児の誤信念理解を促進するか: 自己の驚きを手がかりとした心的状態の推論 | 第24巻 第3号 |
||
実藤 和佳子 | 九州大学 | ||||
蒲谷 槙介 | 東京大学 | 前言語期乳児のネガティブ情動表出に対する母親の調律的応答:母親の内的作業モデルおよび乳児の気質との関連 | 第24巻 第4号 |
||
2015年 | 第25回 | 近藤 龍彰 | 神戸大学 | 幼児は「他者の情動はわからない」ことがわかるのか?:両義的状況手がかり課題を用いて | 第25巻 第3号 |
2016年 | 第26回 | 大伴 潔 | 東京学芸大学 | 動詞の語尾形態素の獲得過程:獲得の順序性と母親からの言語的入力との関連性 | 第26巻 第3号 |
宮田 Susanne | 愛知淑徳大学 | ||||
白井 恭弘 | Case Western Reserve Univ. | ||||
2017年 | 第27回 | 丹下 智香子 | 国立長寿医療研究センター | 成人中・後期における「死に対する態度」の縦断的検討 | 第27巻 第3号 |
西田 裕紀子 | 国立長寿医療研究センター | ||||
富田 真紀子 | 国立長寿医療研究センター・日本学術振興会 | ||||
大塚 礼 | 国立長寿医療研究センター | ||||
安藤 富士子 | 愛知淑徳大学・国立長寿医療研究センター | ||||
下方 浩史 | 名古屋学芸大学・国立長寿医療研究センター | ||||
2018年 | 第28回 | 佐々木 尚之 | 大阪商業大学 | 歩行開始期の子をもつ親と祖父母ダイアドデータ分析:育児支援頻度および回答不一致の要因 | 第28巻 第1号 |
高濱 裕子 | お茶の水女子大学 | ||||
北村 琴美 | 大阪人間科学大学 | ||||
木村 文香 | 東京家政学院大学 | ||||
2019年 | 第29回 | 西尾 千尋 | 東京大学大学院学際情報学府 | 乳児の歩き出しの生態学的検討:独立歩行の発達と生活環境の資源 | 第29巻 第2号 |
工藤 和俊 | 東京大学大学院情報学環・東京大学総合文化研究科 | ||||
佐々木正人 | 多摩美術大学 | ||||
中田龍三郎 | 名古屋大学 | 高齢者は渋滞時に攻撃性が高まる:運転シミュレーターと近赤外線分光法(NIRS) を用いた研究 | 第29巻 第3号 |
||
久保(川合)南海子 | 愛知淑徳大学 | ||||
岡ノ谷一夫 | 東京大学大学院総合文化研究科・JST ERATO岡ノ谷情動情報プロジェクト | ||||
川合 伸幸 | 名古屋大学大学院情報学研究科・JST ERATO岡ノ谷情動情報プロジェクト | ||||
2020年 | 第30回 | 藤ア眞知代 | 明治学院大学 | 生涯的縦断研究における研究者と 協力者との対話的関係性の構築:研究方法の一つの探索モデルとして | 第30巻 第4号 |
杉本真理子 | 帝京大学 | ||||
石井富美子 | 立正大学 | ||||
2021年 | 第31回 | 佐々木真吾 | 名古屋女子大学 | 質問の仕方と出来事内の重要度の違いが想記に及ぼす影響:「だいたい」と「正確」 | 第31巻 第3号 |
仲 真紀子 | 立命館大学 | ||||
2022年 | 第32回 | 植田 瑞穂 | 関西学院大学 | 1〜3 歳児における正の共感の発達:状況的要因の検討を踏まえた負の共感との比較 |
第32巻 |
桂田恵美子 | 関西学院大学 | ||||
伊藤 大幸 | 中部大学 | 小中学生の自由時間の活動が心理社会的適応に及ぼす影響に関する縦断的検証 |
第32巻 |
||
浜田 恵 | 名古屋学芸大学 | ||||
村山 恭朗 | 神戸学院大学 | ||||
柳 伸哉 | 愛知東邦大学 | ||||
明翫 光宜 | 中京大学 | ||||
辻井 正次 | 中京大学 | ||||
2023年 | 第33回 | 佐々木美恵 | 福島学院大学 | 地震・放射線災害下において幼児を育てる母親の精神的健康:福島第一原子力発電所事故後3年時点の調査に基づく検討 |
第33巻 |
小林 紀代 | 福島学院大学大学院 | ||||
市川 陽子 | いちかわクリニック | ||||
安藤 智子 | 筑波大学人間系 | ||||
香山 雪彦 | 福島学院大学福祉学部 |