日本発達心理学会
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ワークショップ・シンポジウム

2014年度国際ワークショップ及び公開講演会は盛会裡に終了いたしました。
多数のご参加、誠にありがとうございました。

2014年度 国際ワークショップと公開講演会のご案内

委員長 家島 明彦(大阪大学 教育学習支援センター)

 日本発達心理学会が毎年夏に開催している国際ワークショップを2014年度は8月8日(金)〜10日(日)にかけて開催いたします。また、3日目の午後には公開講演会を開催いたします。
 講師としてお招きするのは、オランダのフローニンゲン大学(University of Groningen)発達心理学部のハーク・ボスマ先生(Dr. Harke Bosma)とサスキア・クンネン先生(Dr. Saskia Kunnen)です。ボスマ先生とクンネン先生は、近年の発達研究における革新的な方法論であるダイナミック・システムズ・アプローチ(DSA)を青年期のアイデンティティや親子関係の研究領域に応用したことで知られています。杉村和美先生(広島大学)と白井利明先生(大阪教育大学)が受け入れ担当者を務めてくださいます。
 ボスマ先生とクンネン先生は、青年期のアイデンティティを中心に研究されていますが、それにとどまらず、発達心理学の研究をめぐって大きな方法論的な貢献をされています。今回の国際ワークショップは、ダイナミック・システムズ・アプローチ(DSA)による発達的変化や発達の多様性の視点と方法を知る絶好の研修機会となるはずです。温かく気さくな先生方ですから,リラックスした雰囲気のなかで多くのことを学ぶことができる機会となるでしょう。皆さま奮ってご参加ください。

ポスターはコチラ(PDF 815KB)

〈国際ワークショップ〉

〈プログラム〉

第1日 2014年8月8日(金)
9:30〜

受付

10:00-11:20

Opening session:Getting to know each other (80分)
(お互いを知ろう!〜講師と参加者の自己紹介〜)

11:30-12:30

Session 1:Adolescent development(60分)
(青年期の発達〜アイデンティティと親子関係〜)

13:30-16:30

Session 2:Identity development: A process approach(180分)
(アイデンティティの発達〜プロセス・アプローチ〜)

16:40-17:30

Looking back at today’s sessions(50分)
(日本語での振り返りと質疑応答)


第2日 2014年8月9日(土)
9:30-11:15

Session 3:Intervention(105分)
(発達への介入〜ダイナミック・システムズ・アプローチの可能性〜)

11:30-12:30

Session 4:Why model developmental processes?(60分)
(なぜ発達過程をモデル化する必要があるのか?)

13:30-16:30

Session 5:Short presentations(180分)
(参加者のショートプレゼンテーション〜研究をDSAで料理する〜)

16:30-17:30

Looking back at today’s sessions
(日本語での振り返りと質疑応答)

18:00-20:00

Dinner Party(120分)
懇親会 ※希望者のみ


第3日 2014年8月10日(日)
9:30-11:30 Session 6:Group work(120分)
(グループワーク
〜「モデリング」または「青年期発達の諸問題」に分かれての実習と討議〜)
  • Subgroup A: Exercises in model building
  • Subgroup B: Various aspects of adolescent development

11:30-12:00

Closing session(30分)
(まとめ)

〈参加者によるショートプレゼンテーションの募集〉

国際ワークショップの中で、参加者からのショートプレゼンテーションの時間を設けます。青年期の発達をテーマにした発表者の研究を話題にして、参加者全員で議論します。時間に伴う変化や共変関係を含む研究を歓迎します。必ずしもダイナミック・システムズ・アプローチの観点から行われた研究でなくても構いません。この観点からどのように研究を再構成できるかを議論したいと思います。Bosma先生、Kunnen先生から直接コメントをいただけるまたとない機会ですので、ふるってご応募ください。なお、一人あたりの持ち時間は40分(発表20分、質疑応答20分)です。希望者は、下記要領でお申込みください。応募者多数の場合には、Bosma先生、Kunnen先生に選んでいただくこともありますので、ご了承ください。

〈文献 Readings for Workshop〉
Required reading in advance
(事前に必ず読んでいただきたいもの)

Further suggestions for reading in advance
(読むことをお勧めするもの)

国際ワークショップ最終日である2014年8月10日(日)の午後にはHarke Bosma先生とSaskia Kunnen先生の公開講演会が開催されます。こちらも是非ご参加ください。
(国際ワークショップに参加される方も公開講演会の参加については別途申込みが必要です。)
※今回の国際ワークショップは、大阪大学全学教育推進機構との共催として行われます。
取得可能な資格更新ポイント
 ・臨床心理士の資格更新のポイント(2ポイント)が取得できます。


〈公開講演会〉 ※通訳付き

※今回の公開講演会は、(一社)日本発達心理学会の主催、日本臨床発達心理士会および(公財)発達科学研究教育センター、大阪大学全学教育推進機構との共催として行われます。

取得可能な資格更新ポイント(6月10日までの記述に誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。)
 ・臨床発達心理士の資格更新ポイント(1ポイント)が取得できます。日本臨床発達心理士会の認めた
  資格更新講習会(1区分)とみなされます。
 ・学校心理士の資格更新ポイント(1ポイント:種別B1)が取得できます。(7月16日追記)